「ESGに取り組めば株価は上がる」
本当にそうでしょうか。
効率的市場仮説に立てば、公開情報はすでに株価に織り込まれています。
つまり、単にESG情報を開示しただけでは超過リターンは生まれないはずです。
一方で、現実の市場は完全に効率的ではありません。
非財務情報は解釈が難しく、投資家間で評価が分かれやすい領域です。
ここに差が生まれます。
重要なのは、「ESG活動そのもの」ではなく、
それが将来の収益性やリスク低減にどう結びつくかを
どこまで説明できているかです。
曖昧なESGは株価に影響しません。
しかし、戦略・KPI・資本コストとの関係が明確なESGは、
徐々に評価に反映されます。
ESGは魔法ではありません。
市場との対話を通じて、初めて価格に変わります。