投資家は非財務情報の“どこ”を見ているのか?
投資家は、非財務情報を“理念”として読んでいるわけではありません。
見ているのは、将来の企業価値を予測できる材料かどうかです。
具体的には三つあります。
第一に、戦略との整合性。
ESGの取り組みが中期経営計画や事業ポートフォリオと結びついているか。
第二に、KPIの明確性。
目標は定量化され、進捗は継続的に開示されているか。
第三に、ガバナンスとの接続。
取締役会がどのように監督し、報酬制度と連動しているか。
投資家は「良いことをしている企業」を評価するのではありません。
「将来キャッシュフローを説明できる企業」を評価します。
非財務情報とは、未来の財務情報の前提条件です。
そこに論理があるかどうかが、企業価値を左右します。
