今年を振り返って

いまだに日本の政治はグローバルの視点でみてみると、
まだまだ1流になれないことが露呈した1年だった。
政局中心で、政策にまともな議論が無かった。

証券業界は、今年初めは、すわ最大手がどうなるのか、と思ったが、
結局株価だけが口先介入で上がって終わった1年だった。
日本証券取引所グループをどうするか考える上でも、
根本的な日本の証券市場改革が来年必要になってくるだろう。

IRの側面では、上場企業各社のIRサイトが充実してきたが、
横並びのサイトが多くて、IR資料が陳列しているだけ、
というイメージが濃くなった。
英文IR資料が充実してきたと思えた1年だった。

プライベートエクイティー業界は、Exitを迎えるファンドが多く、
資金調達をしているファンドも多かった。
特に年末から増加しているように感じた。

M&Aに関しては、本当に数が多いと実感した。
やってみてこれから経営者の方は苦労が多いと思う。

コミックについては、難しいことを、わかりやすく表現が出来るので、
相変わらず作成される企業が多い。

VDRは、ディールで使われる率が増えてきている。

大学は、もうすぐ年度末、後期試験が控えている。
もちろん入試の時期が近い。
大学が最も忙しくなる時期。
結構、作問も大変なんです。

中小、中堅企業の顧問という業界が、
今年は拡大した年だ。
上場会社など各社がこの業界に参入した年。
それだけ団塊世代を中心に、
活躍されたビジネスパーソンを使いたい中小企業が
増加したということか。

皆様、良いお年をお迎えください。