2008年10月31日開始の中小企業金融支援策の緊急保証制度の効果を見てみると、
2009年11月までの1年間で、倒産企業数がかなり減少したという意味においては、
かなり有効であったと思われる。
これは、融資でなんとか企業としての命脈を保ってきたと見るべきであろう。

足元の今月3月の各社の決算状況をみると、
中小企業の多くはまだ業績が回復していない。
回復する手段を見いだせずに、資金繰りがなおさら悪化している。

なお一層の金融支援策は必要であるが、
経営戦略をじっくり見直し、経営者の頭脳も変化、変革する必要がある。
気づいている経営者は多いが、自分自身で変化することは難しい。
外部の意見をどうやって自分が考えている経営にいかに取り入れることができるかが
重要である。
経営者は今一度、自分は柔軟であるのか、
謙虚に他人の意見を聞き入れることができるのか、
振り返ることが必要だ。

これは、本当に難しい。
年齢が高くなるほど、他人の意見を聞かなくなるし、
怒りっぽくなる。
若くても自分の道を堅く信じて、他人の言うことを聞かないケースもある。
素直な経営者が、今の時代を乗り切れると思う。